こんにちは。バイリンガルママのSofiaです。
当記事では、TOEIC900までの勉強法(独学)をご紹介します。
国際機関や海外赴任をご希望の方の「英語力を伸ばしたい」に答える記事です。私の経験上、このやり方でTOEIC900までは伸びます。
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目次
TOEIC900を独学でつかみ取る勉強法
国際機関や海外勤務をする場合は、読み書き会話を全て英語でこなす必要があります。そしてそれを速いスピードでこなす必要があるのです。その為、一晩で英語力を伸ばす魔法の方法が残念ながらありません。
今回は、私の実体験を元に、余り勉強しているという意識を持たずに楽しみながら英語力を伸ばす方法をご紹介します。
(この場合の海外勤務は、日本企業の海外駐在所や海外オフィスを想定はしていませんが、英語力を伸ばす秘訣は同じです。ちなみに日本企業であれば海外でも重要な文書は日本語で作成されることが多いようです)
英語浸けの生活にする
学校のテスト勉強のように細かいことを覚えるのも大切ですが、国際機関や海外企業勤務中は取りあえず「読む書く聞く話すを全て英語でこなす」必要があります。「あれ、この言い回しなんだったかな。文法的に正しいのはどんな表現だっけ?」と会議中に考えていると発言すらできません。その為、ざっくりと英語の総合力をあげるためには、日本で英語漬けの生活をすることで「英語のインプットの少なさ」を補っていきます。
その為、先ずは「英語で生活するのが当たり前」の環境を作ることが大切です。もし職場や学校に外国籍の人がいるなら積極的に絡みたいところですが、そのような環境で生活している人は一部なので「日本人ばかりの環境でも自分の力で何とか英語環境を作る」ことを実践しましょう。
英語の多読
先ずは英語を数多く読むことです。
レベル
レベルは初めは簡単なものから始めて、少しずつ難易度を上げていくのがオススメです。
1.多読は「量」をこなすことで、英語と英語のリズムになれるのが目的
2.簡単なのでスラスラ読めてストレスなく続けられる
3.結構自分は英語が出来るかも?と思えてやる気が出る
読むジャンル
仕事関係の文書を英語で読むことも大切ですが、同僚との会話は仕事内容だけとは限りません。その為、自分の趣味(スポーツ、グルメ、映画、音楽etc)や興味のあること、好きなジャンルの小説やエッセイと幅広く読み漁るのがオススメです。
忘れないで下さい。あなたの同僚の多くは、英語のネイティブスピーカーないしは海外で大学や大学院を卒業している人が多いでしょう。ネイティブと比較するのは野暮ですが、ネイティブでなくても海外(当記事では英語圏を想定)の大学や大学院を卒業/通学した経験がある人は、かなり多読をしているので読むスピードが速いです。彼等と同じスピードで仕事をこなすには、こちらも読むスピードを上げていくしかありません。
本は、図書館で借りてもいいですし、本屋で購入しても、メルカリで古本を購入しても構いません。会社に英字新聞があるならそれを読んでも良いですし、趣味と実益を兼ねてEconomistを購読するのもよいでしょう。兎に角、余り細かいことには拘らず、大まかな意味が捉えられればOKと自分に言い聞かせましょう。
そうは言っても毎日忙しくて、図書館・本屋に行く時間もない方も多いでしょう。そんな時は電子書籍がオススメです。場所を取らない上に、一般的な書籍より安く買うことが出来ます。私はIphoneのKindleアプリとキンドルを利用しています。
●私が愛用しているのはこちらのキンドル>>Kindle Paper White
英語の多聴
次にご紹介するのは英語の多聴です。英語のシャワーをがんがん浴びましょう。しかし、これも余りに難しいレベルのものだと意味がありません。何故なら「英語がバックグランドミュージック」と化してしまい、意味が分からなくても問題ないと脳が判断してしまうからです。
レベルは先程の多読同様、簡単なものから始めて少しずつ難易度を上げていくのが良いですね。しかし多聴で使われるのは一般的に「ラジオ・オーディオブック・映画・ドラマ」です。ラジオとオーディオブックは音声だけなので、余りに難しいと意味が聞き取れず挫折しやすいですが、映画とドラマは耳から聞く英語を視覚的に補えるので、多少英語が難しくても興味のあるタイトルはどんどん視聴しましょう。
ある程度は理解出来る内容であればジャンルも何でも構いません。
第一子妊娠中に切迫早産になり寝たきり生活だったので、毎日Friendsや他のドラマを視聴していました。本当に毎日8時間くらいずーーーっと、ぼーーーーっと視聴していたある日、家にあったEconomist(経済誌)をパラッとめくってみた所、スラスラと早く読めるようになっていたんですね!自分でビックリしてしまいました!!Friendsを視聴したからといって、単語量が増えたわけでは無いのですが「英語のリズムに耳が慣れたので、英語を目で追って読む力もそれに伴い早くなった」のだと自分では分析しています。
その為、「読む」と「聴く」は密接に関係しているので、どちらも同じくらい大切だと実感しました。
●ドラマや映画がお好きな方はアマゾンプライムで楽しく英語の多聴
英語で会話
英語を話す訓練も大切です。ある程度の英語力があれば、現地で実践の中で磨いていくことは出来ますが、初日の会議中に発言を求められるかもしれません。また、歓迎の意味を込めて初日から同僚と軽く一杯飲むかもしれません。
そこで出来る努力はしておきましょう。
これにはいくつか方法があります。
1.一人芝居をする
劇団ひとりではありませんが、「ある場面を想定して相手の発言、自分の発言を英語で話していく」という練習です。「相手の言うことを聞き取る」能力は伸びませんが、少なくとも「自分の言いたいことを英語で発言する」練習にはなります。そして、言い回しが分からないときは調べて下さい。メモを作っておくと良いかもしれませんね。
これはある一定の効果は望めます。一人でいる時に英語が話せなければ、大勢の前で英語を話せるわけがありません。初めはこの練習は効果的です。
しかし、これだと①正しい英語表現が分からない ②英語を聞き取る能力は伸びない ③続かない という難点があります。
そこで、次の方法に進みます。
2.英語で話せる相手を見つける
相手は英語のネイティブでなくてもOKです。相手は英語が話せれば極端な話、日本人でも問題ありません。
都市部だと、外国人の多いバーに飲みに行く、Meet upなどの集まりに出掛けてみる等の方法があります。気の合う友人を作れれば、英語を学ぶ楽しみにもなりますし一石二鳥ですね。
しかし、都市部にお住みでない方は少し難しいかもしれません。
そこで最後の方法です。
3.英会話学校orオンラインレッスンを受ける
英会話学校やオンラインレッスンを受けるのは鉄板ですね。
やはり最終的には会話は双方のコミュニケーションであり、相手の英語を聞き取り、それに対して英語で発言する、の繰り返しになります。少しお金はかかりますが、本当に英語力を伸ばしたいのであれば、そして「国際機関や海外勤務」を想定しているなら日本にいる間の(もしかしたら海外在中の方もいるかもしれませんが)余裕のある間に、英語力を磨くのは決してマイナスにはなりません。
英語も他の物事同様、成長曲線は緩やかです。この「上達している実感が無い期間」も続けていると次の段階に「ポッ」と進むことが出来ます。その為、日本にいる間に努力をすれば、現地でより早い段階で「ポッ」と次のステップに進めるようになります。
英会話学校やオンラインスクールは山のようにあります。週1回より週2回、それより週3回、出来れば毎日英語で話す機会を作ることが、①英語に慣れ ②英語に触れる時間を増やし ③英語力を伸ばすのでオンラインスクールの方がより効果的でしょう。金額と回数を考えると以下のようなスクールが口コミも良いですね。
先生はネイティブ?
ネイティブが理想ですが、ご自分の予算とレベルに合わせるのが一番です。
ネイティブのレッスンは総じてお高めです。高くてもネイティブの方が良い!という方は是非ネイティブレッスンを受けて下さい。
もし滞在先が既に決まっているなら、その国の先生のレッスンを受けるのも効果的です。例えばスイスのジュネーブには国際機関が多いですが、フランス語圏です。フランス訛りの英語に慣れておくのも良いでしょう。また、国際機関には様々な人種の方が働いているので様々なアクセントに慣れておくことも大切です。
英語を書く
職種にも寄りますが、英語での文書作成が仕事の大部分を占めるのであれば、少し英語を書くことにも慣れておく必要があります。
しかし、この「ビジネス英語を書く」は個人的には一番ハードルが高いと感じています。何故なら、文書として残るからです。口頭での会話と異なり、文書は余りに表現が稚拙だとビジネス文書として成り立ちません。これは練習を積むしかありません。
もし英語でメールを書く、ちょっとした議事録を書くという行為に慣れていないのであれば、それは先程の劇団ひとり同様、自分で場面を想定して英語で書いてみましょう。日記を書くのも有効ですよ。
日常ビジネスレベルの英語は問題ないという方、自分の仕事に関わる文書作成能力を伸ばしたいのであれば、あとは実践するしかありません。先程同様、自分で書くと思われる文書を劇団ひとり形式で、書いてみるのが先ずは良いですね。そして一通りそれが出来るようになったなら、自分の専門分野の文書を読み、頻出の英語表現を覚え、それを実際に使ってみるのを繰り返すと良いでしょう。
TOEICの勉強を利用する
ここまでは日々の生活の中で英語に触れる機会を増やす提案をしました。
最後は、所謂「お勉強をする」ことで英語力を伸ばす方法です。
資格の勉強は実社会では通用しないという意見があります。確かにそれは一理あります。TOEIC満点でも英会話が苦手な方もいると聞きます。しかし全く勉強が役立たないかというとそんなことはありません。寧ろ単語力を効率的にあげるには市販の単語帳を使うのが効率的なのではないかと最近思い始めました。
実は私は今まで市販の単語帳で英単語を覚えたことがほぼありません。生活のなかで、読書や会話のなかで知らない単語に出会う度、辞書で調べたり意味を聞いて単語を覚えてきました。
それでも学生時代にTOEIC900点はとれました。そのため、900点くらいまでは上記でご紹介した方法だけで、単語帳なしでもたどり着けます。
私事ですが、英単語力を伸ばさないと自分の英語力は頭打ちだな、と最近富に感じたので、少しずつTOEICの単語帳と英検一級の単語帳を眺め始めました。
そこで感じたのは「ああ、結構良くまとまっているな~」です😊当たり前なのですが、専門家が研究して作られているので大変参考になります。
単語力が無いと感じている方は、多読多聴の合間に市販の単語帳を覚えるのもオススメです💛
●私の愛用する単語帳①ベストセラーの金のフレーズ
●私の愛用する単語帳②英検1級語彙・イディオム問題500(難易度はこちらの方が上です!)
ビジネスパ-ソンのための英語イディオム辞典 /NHK出版/浅見ベ-ト-ベン
時間が無い人はどこを強化すべき?
最後に、時間が無い人は多読・多聴・会話・書く力のどこを集中的に強化すべきか?
ご自分の弱い分野を強化するのが一番です。もし私のように専門職で、文書を読んで書くことが多いと想定されるなら、多読7割・多聴3割。
英語力はそこそこあるのだけど、もうひと頑張りして山を乗り越えたい方は、英単語力の強化や英字新聞の多読をしつつ、映画やドラマで英語耳を作っておく。
接客業などのサービス業でお客様とのコミュニケーションが多い職種ならば、英語で会話する部分を強化するのが良いのでは無いでしょうか。
あとは「楽しみながら続けられる方法」が大切ですね。イヤイヤだと続かないので、息抜きに好きなドラマを見ながら、小説や英字新聞を多読をするなど組み合わせて下さいね。
まとめ
国際機関や海外勤務/赴任を希望する方向けに英語力の伸ばし方をご紹介しました。
どれも私が実際に実践している方法ばかりです。英語力は残念ながら一晩でいきなり飛躍することはありません。しかしコツコツと積み上げていけば、必ず結果が出ます。
その為には「頑張って勉強するぞ!点数を取るぞ!」という短距離走では無く「楽しみながら気長に英語に触れていこう」という長距離走的な付き合い方の方が長い目で見れば英語力は伸びると言えます。
しかし、もし「面接が近い」「入社テストが近い」「来年こそは国際機関・海外勤務を実現させるぞ!」「数カ月後には海外赴任だ!」という方は、それこそ意気込んで頑張ってくださいね^^たまには頑張って短距離を走ることも大切です💛
多くの方が、海外で活躍されることを祈ってやみません。英語が出来れば世界が広がります!是非ご自分に合った方法で英語と付き合って下さい^^
★大人になって英語を習得するのは一苦労だけど子供なら実は超簡単★
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