こんにちは。バイリンガルワーママのソフィアです
・赤ちゃんが夜寝てくれなくて、寝不足ではないですか。
・赤ちゃんの寝かしつけが大変ではないですか。
・いつまでこの生活が続くんだろう・・・と不安になっていませんか。
そんな頑張るママとパパの悩みを解決する記事です。
我が家の第一子は2歳になるまで2年間毎晩夜泣きをして、元々ロングスリーパーだった私はものすごく苦労しました。高齢出産だったこともあり毎日へとへとで、育児疲れで倒れて入院までしたほどです。
その為、第二子出産後は「フランスの子供は夜泣きをしない」を参考に「ねんトレ」をしたところ、生後2か月半で朝までぐっすり眠るようになりました。
コツが分かれば誰にでもできる方法です。是非参考にしてくださいね。
目次
フランスの子供は夜泣きをしない?フランス式寝かしつけについて
「フランスの子供は夜泣きをしない」との出会い
私がこの本に出合ったのは第一子が1歳5か月頃でした。もともと海外文化が好きな私ですが、衝撃的でした。
早速、第一子に実践したところ、何とうまくいき始めていたのです。
既に1歳半近かったので、すぐに朝までぐっすりとはなりませんでしたが、少なくとも私の添い寝なしで夜付けるようになり「このまま朝までぐっすり路線だ!」と息巻いていたのですが・・・・
その直後にシンガポール旅行、沖縄旅行と家族旅行が続きまして、親と一緒に眠るスタイルが定着してしまいました( ;∀;)
しかもその頃から、子供自身がドアノブを開けることが出来るようになっていたのです。
つまり、ベットに寝かしつけても、寝室のドアを閉めていてもベットから子供自身が起きだしてドアを開けてリビングまで歩いてきてしまったのです・・・。寝室の鍵を閉めることは私にはできず、私は諦めました・・・
そして4歳になった今でも上の子はママがいないと不安で寝付けないようです。(一応、子供部屋に子供のベットがありますが、半分くらいは私と一緒に寝ています)
それに対して、1歳半を超えた下の子は今でも8時に一人で寝て、朝の7時までぐっすりと寝ます。
たま~に、夜暑かったりすると、もにゃもにゃ夜泣きしますが、それだけです。泣き続けることもなく、問題を解決すればすぐに一人で「ねんねぇ」といって眠ります。
この子が寝てくれるから、共働きで忙しい我が家は回っていると言っても過言ではありません。この子が夜こてっと寝てくれるので、上の子の知育や英語時間が取れるのです!
赤ちゃんが夜きちんと寝て過ごせるかは、家族の健康と幸福度に直結します(笑)
ちょっと眠れなくても死にはしませんが、2年間毎晩細切れの睡眠で生きるは正直きつかったです
どの位きつかったかというと、毎晩明け方の4時まで仕事をする繁忙期よりつらかった><
仕事は終わりがありますが、夜泣きには終わりがないのです。
「フランスの子供は夜泣きをしない」の概要
こちらはアメリカ人の元記者がフランスで子育てをするノンフィクションです。
この本の一章に「フランス人の赤ちゃんは朝までぐっすりと眠る」というのがあります。
この章のキーポイントは以下です。
・赤ちゃんの睡眠サイクルは2時間と大人より短く、このサイクルの間で赤ちゃんは目を覚まして泣く
・赤ちゃんが泣いて直ぐに大人が反応してあやしてしまうと、赤ちゃんが自力でこの睡眠サイクルをつなげる学習を妨げることになる
・その為、赤ちゃんが泣いてもすぐに応じず、赤ちゃんが自力で落ち着くチャンスを与える
・赤ちゃんが泣いてもすぐに応じないのは放置するのとは異なり、むしろ横できちんと「観察」して赤ちゃんが求めていることを見極めるのが大事
実は「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」にも同じようなことが記載されていました。
・赤ちゃんは眠るのがまだ上手にはできません。眠りが浅くなったときに、次の深い眠りへの切り替えがうまくいかず、目を覚ましてしまうことがあります。
・赤ちゃんが夜中に泣くの(=寝言泣き)は、毎回ママに何かをしてほしいと要求しているわけではない
・赤ちゃんの「寝言泣き」は大人の寝言に似ている
・もしかしたら、ただ単に眠りのサイクルの合間に「寝言泣き」をしているだけかもしれない。
・だから直ぐに抱き上げてあやさず「寝言泣き」ならば、次の眠りのサイクルに入るのを待ってあげよう。
・もし次の眠りのサイクルに入れなかったら、あやしてその手助けをしよう。
・もしかしたら、本当にお腹が空いて泣いているのかもしれないから、きちんとそれを見極めようね。
フランス式寝かしつけ実践法
大事なのは二つです。
・赤ちゃんが泣いてもすぐに抱き上げず少し待つ
・赤ちゃんを観察して何を欲しているのかを見極める
さて、何となく理論はわかりましたでしょうか。
次は我が家の実践方法をご紹介します。
生後から2か月半までの間、どのようなことを実践したかをご紹介します。
生後~10日
特に何も実践せず。泣いたら、授乳する>寝かしつけるの繰り返し。
但し、私は帝王切開出産だったことと、第一子出産直後に手首が腱鞘炎になり苦労したので、抱っこゆらゆらの寝かしつけはしませんでした。
げっぷ後は少しあやして、ベットにおいて歌ったりトントンして寝かしつけました。
腱鞘炎の記事はこちらをどうぞ↓↓
生後11日~40日
ここでも実は夜中のねんトレはしていませんが、昼間は赤ちゃんが泣いてもすぐには応じず、観察するようにしていました。
例えば、赤ちゃんが泣いたらすぐに駆け付けていたのを、30秒脇に立ってじっと自分の赤ちゃんを観察する、という感じです。
段々慣れるとその時間が少しずつ長くすることが可能です(本当はすぐにあやしたいんですけどね。かわいいから(笑)
そして第2子だったので、上の子の相手をしている間に「あ、いつのまにか寝ていた!」という現象もありました。
「おおお、これが例の寝言泣きか・・」などと感動しながら見ていたものです。
◎夜の授乳感覚
9時頃寝た後は、大体12時、3時、6時、8時という授乳感覚でした。
◎母乳◎
また、母乳がよく出るほうだったので基本は母乳育児をしていましたが、寝る前だけはミルクと混合にしていました。
ミルクの方が腹持ちが良いからです。(あと、上の子が完母で骨粗しょう症になったり、ミルクを飲まなくて預けることが難しかった等の理由もあります)
生後41日~
当時私は実家に戻っており、昔の自分の部屋で子供2人と私の3人で寝ていました。
私は昔の自分のシングルベット。上の子も別のベット。下の子はベビーベットです。
生後40日位までは、大抵9時に下の子を寝かしつけをはじめ(横で歌ったり背中トントン)下の子が寝たら上の子が部屋に入ってきて10時前に一緒に寝るというスタイルでした。
しかしこの夜何故か、いつもは30分くらいで寝ていた下の子が全く寝付かなかったのです。
上の子の相手もしつつ、疲れ果てた私は泣き続ける下の子の泣き声を聞きながらも立ち上がることが出来ませんでした><
そうしたら、下の子が30分くらいでスッと眠りに入ったのです。
「あら、あら、上手に眠れるじゃない!!!」と気が付き、次の日から本格的に「ねんトレ」を開始しました(←結構いい加減(-_-;)
まず実践したのが、夜中に赤ちゃんが泣いてもすぐに抱き上げないことです。
それまでは頭では理解していても、やはりすぐ横で寝ている上の子が起きてしまうのではないかと心配で、すぐにあやしてしまっていたのを、横で観察しつつ5分泣かせることにしました。
しかしですね・・・この5分は正直親にとって物凄く長い!苦行!!!
その為、初めは30秒>>1分>>>2分>>3分‥と少しずつ待つ時間を長くしていきました。(そして実際に数えていました)
ちなみに横で寝ている上の子は全く起きませんでした。びっくりするくらいに起きないので、同じ状況のママさん、パパさんご安心ください笑
そして5分待つことが出来るようになると、夜泣きの2回に1回は赤ちゃんはそのままスッと次の眠りのサイクルに入ることが出来るようになってきました!!
◎夜の授乳感覚
9時頃寝た後は、大体12時、3時、6時、8時という授乳間隔だったのが、夜中の12時か3時の回が「寝言泣き」でスッと次の眠りのサイクルに入ることが出てきた時期です。
生後51日~
10日間、苦行ともいえる夜の「ちょっと泣かせておく」を実践したところ(放置ではないですよ。赤ちゃんの真横にいて観察していましたから)50日目の日記には「9時のミルク後、夜中の授乳は2~3amと5~6amの2回になった」と喜びの声がありました。
気を付けたのは、夜はなるべく決めた時間に授乳することです。
12時の回がほぼなくなった時点で、12時前後に泣いても出来るだけ授乳しないようにしていました。赤ちゃんが泣き続けるときは、勿論放置はせずに抱っこをしてあやしていましたが、授乳は最終手段だったので、恐らく20~30分抱っこしたり話しかけたりしていたと思います。そのうち、うとうとと眠りについていました。(それでも泣く夜は授乳したと記憶しています)
理由は、本によると「生後1か月経過すれば夜中に飲まなくても過ごせるようになるもの。むしろそっちの方が夜中に胃腸を使わないので健康的」と説明されていたからです。それを信じました。
◎夜の授乳感覚
9時、2~3時、5~6時、8~9時(夜中の12時がなくなっています)
生後61日~
またまた、自分の過去の日記から引用します。
「一晩寝かせるか悩むが、自分のおっぱいがパンパンに張って痛かったので5時15分に授乳をした。その前に2回、トイレで母乳を絞った」とあります。
この頃には夜中の授乳が大体1回になっているのが分かります。
◎夜の授乳感覚
9時、5時、8~9時(夜中の12時、3時がなくなっています)
生後71日~
既に夜中の授乳は明け方の5時頃1回になっていました。
が、生後70日ころになると、また夜中2時頃に泣くようになったので寝る前のミルクを100ml>>120ml に増やしました。
(母乳との混合なので、目安にしてください)
注意したい点は、夜の10時から明け方の5時まで眠るようになっても5時前に泣くことはありえます。
その時も慌てず、すぐに抱き起すのではなく少しの間「なぜ赤ちゃんが泣いているのかを観察する」ことに努めました。
次の眠りのサイクルまでに入る時間がいつもより長くかかった場合は、空腹を疑うのも大切です。
◎夜の授乳感覚
9時、5時、8~9時(夜中の12時、3時がなくなっています。生後60日から変化なし)
生後80日
この日のことは今でもよく覚えています。
それまでは大体5時頃に授乳していたので、その前後に私は目を覚ましていました。
そして胸は母乳でパンパンで痛かったので、トイレで搾乳しました。
それでも、赤ん坊は起きないのです!!
余りの痛さに6時頃、起こして授乳しました^^ 飲んでもらえれば、張りと痛みは大分和らぎます。
直後に、「おっぱいマッサージ」を予約したのも覚えています。
そしてこの日以降、赤ん坊は6時~7時まではぐっすり眠るようになったのです。
私の胸も新しいサイクルに2日ほどで慣れてくれました。その間、ごぼうしを大量に飲み、胸のしこりや痛みを抑えたものです。
ごぼうしの記事はこちらです>>ごぼうし(牛蒡子)が乳腺炎にはオススメ☆出産直後から卒乳まで使えるよ
この日から1年半が経過していますが夜泣きは殆どありません。
全くないとは言いませんが、2歳まで毎晩夜泣きをしていた上の子に比べると、寝付かせるのも簡単で手がかからないので本当に助かっています。
フランス式寝かしつけを実践してみよう!
「フランスの子供は夜泣きをしない」を実践することで生後2か月半で朝までぐっすり眠った事例をご紹介しました。
実は、これを実践し続けるのは楽ではありませんでした。
自分の胸の張りと痛みもありましたし、夜中泣き続ける赤ん坊を抱き上げてあやしたほうが楽だからです。(夜泣きする赤ん坊の横にいるので、親は結局起きているんですよね)
私が実践した理由
それでも私が実践した理由は一つ。
2歳まで毎晩夜泣きした上の子の世話が、本当に大変だったからです!!
特に上の子は繊細なのもあったのかもしれませんが、私が上の子が泣くたびにすぐ抱き起してあやしていたのも原因だったのではないか、とこの本を読んで分かったからです。
また「ねんトレ」を実践した上の子のママ友が数人いて「絶対にやった方がいい!」と勧められていたからでもあります。
(イギリス式の)ジーナ式はスケジュールが細かすぎて私には無理だと感じましたが、フランス式は「泣いてもすぐに抱き起さない、少し観察する」だけなので実践出来ました。
フランス式寝かしつけを実践するうえでの心構え
最後に、当記事を読んで「フランス式寝かしつけ」に興味を持ったママパパへ。
フランス式寝かしつけを実践するうえで大事な心構えがあります。
1.「赤ちゃんでも朝までぐっすり眠れる」と親が信じる事
2.多少上手くいかない夜があっても「継続する」という親の強い意志
3.「放置」ではなく「観察する」という意思を親が持つ
頑張った暁には、毎晩朝まで眠れるという夢のような毎日が待っていますよ(笑)