当記事では、さむがりやのサンタの原書であるFather Christmasをご紹介します。
絵本で英語を学ぼうシリーズ25回目は、”Father Christmas”という絵本です。日本では「さむがりやのサンタ」として有名ですね。
早速見ていきましょう。
さむがりやのサンタの英語 Father Christmas について
発売日:2013/09
Raymond Briggs (著/イラスト)
さむがりやのサンタの英単語と表現
Father Christmas: サンタクロース(イギリス英語)
Blooming: bloomは花が咲くという意味。bloomingには2つ意味があり①元気に見える、ほおがバラ色の ②イギリス英語のスラングでイライラや何かを強調するときに使われます(この絵本では後者②で頻出します。blooming cold, blooming chimney, blooming soot etc...)
get off my slippers: スリッパからどいて!(Get off my way>邪魔だからどいて! Get off>どいて! 等とよく使います)
Good pot of tea: 直訳すると「良い紅茶のポット」ですが、日本語訳では「美味しい紅茶が何よりだ」となっています
The frozen north: 極寒の北部>北極地方のこと。他にもdeep south(ディープサウス)といえばアメリカ最南部の州(Georgia,Alabama,Mississippi,Louisiana)をさします
sleet:みぞれ
BRRR!: Brrr! とも書く。寒い時に使い、日本語の「ぶるる」にあたる。
Roll on summer!: roll on で早く来いの意味。
MALTA: マルタ島はイタリアにある小さな島の名前で欧州では夏の代名詞とも言えるリゾート地。サンタさんが如何に夏を待ち遠しく思っているのか分かりますね
Keep still: 動かないで!(例えば子供の散髪をするとき、「動かないで、じっとして!」と言いたいときに使えます)
you silly deers: you silly は愛情を込めて呼びかけに使う言葉。「おばかさん」に近いかな? you silly kidsとも使えるし、you sillyだけでも使えます。
giddy up: トナカイにむかって「それ!はいよ!」のかけ声
Tally-ho!: トナカイにむかって「それ!さあ!」のかけ声
fog: 霧(きり)
soot: すす
chimney: 煙突
Better than nothing I suppose: better than nothingで「無いよりまし」。I supposeは「~だと思う」という意味で”I think”より軽い言い方。
hail: あられ、ひょう
aerials: アンテナのこと(エアリアルと発音)antennaのほうが一般的かな?
better get a move on: そろそろ始めないと。そろそろ気合いを入れて配らないと終わらないな・・の意味(反対にbetter get movingはそろそろ帰らないとの意味)
daft: ばかげた、へんな
Still at it, mate? まだやってるのかい?まだ終わらないのか?の意味。mateは兄弟や同僚を気軽に呼びかける言葉。
The flag's flying: 旗があがっている(=女王が宮殿にいる証拠です)女王陛下がお住まいるバッキンガム宮殿が描かれていますね。
they're in: ここでのtheyは女王陛下一家をさしますね。(つまり、旗があがっているから女王一家はご在宅だ!とサンタは言ってるわけです)
Hooray!: イエーイイ!
Hullo: ハロー(イギリスで主に使われるが、一般的にはHello)
straw: 藁(わら)
Hark the Herald angels sing♬:「天には栄え(あまにはさかえ)」という有名なクリスマスの賛美歌(Youtubeリンクは↓)
Lovely PUD: Lovelyは主にイギリス人が使い、great, niceと同義です。PUDはpuddingの略でプディング。ここではクリスマスプディングをさしています)
Good drop of Ale: 「エールの滴」はビールをさす。日本語訳は「美味しいビールが何よりだ」
Lovely grub: grubは2つの意味がある。①「うじ、幼虫」 ②食べ物やごちそう ここでは当然②の意味で使われている。
That's more like it: そうこなくっちゃ、その方が良いねの意味。
fiddling: ささやかな、わずかな、つまらない(fiddling buttonsはやっかいなボタン。He spent the day, fiddling aroundは彼はぶらぶらしてその日を過ごした)
that's that: これでおしまい、これで決まり等の意味。よく使われる表現なのでここで覚えときましょう。
さむがりやのサンタの英語絵本のイメージ
※絵の雰囲気や文字数など、絵本のイメージをつかんで下さいね^^
〇イメージ
さむがりやのサンタの英語絵本の楽しみポイント
「さむがりやのサンタ」が好きな子供や大人達みんなに読んで欲しいFather Christmasです。
英語で読むのと又感じが異なります。例えば日本語訳ではクロとポチという名前ですが、英語ではそのままCat, Dogと書かれていたり。原書だとbloomingという単語が多様されていますが、日本語では短く的確に訳されています。「あ~、訳って大切だな~」と感心してしまう一冊です。日本語訳は素敵ですが、原書のほうがイギリスのエッセンスがよりダイレクトに伝わってくる気がします。
サンタさんだけど、さむがりやだし、いつもぶすっとしているのはイギリス産だからでしょうか?笑
愛すべきキャラのサンタさん。私が幼少期から大好きなクリスマスの絵本です。
英語レベルで言うと、文章ではなく短い単語や話し言葉で書かれているので生きた英語に触れることができます。スラングなど馴染みの無い単語や表現も出てくるかもしれません。是非上記の「英単語と表現」を参考にしながら、一つずつ味わって下さいね。所謂イディオム等も数多く出てくるので英語学習者の大人の方にもお勧めです。
最後に、イラストの隅々にイギリス文化が表現されていて楽しめます。例えば、サンタさんはコーヒーでは無く紅茶を飲むんです。また、クリスマスプディングが飾られていたりと細かいところを見ていくとより絵本が楽しめます💛
さむがりやのサンタの英語Father Christmasをよんでみよう!
絵本で英語を学ぼうシリーズ25回目は、"Father Christmas”を取り上げました。
さむがりやのサンタさんが好きな方には是非オススメしたい一冊です。日本語と英語を読み比べてみても楽しいですし、また英語の勉強やイギリス英語を学ぶよい機会にもなりますよ。クリスマスプレゼントにも是非!(私は「さむがりやのサンタ」好きの母へ贈ろうと思います)
是非お手にとって下さいね💛
★こちらの記事も人気です★