こんにちは。バイリンガルママのソフィアです。
国際機関が集まる街として有名なスイスの都市ジュネーブ。しかしその実態はあまり日本では知られていませんよね。私も薄っすらとしか知識がありません。そこで、今回はジュネーブ在住で国際機関勤務の友人にインタビューした際、ジュネーブの住み心地も併せて聞いてみました。今後、国際機関で働きたい方、これからジュネーブにお引越しをされる方、スイスに住んでみたい方の参考になれば幸いです。
尚、彼はディンクス(夫婦共働きの子供なし)なので、残念ながら教育関係の話は皆無です('◇')ゞ
目次
ジュネーブの基本情報
場所と人口
スイス西部レマン湖の南西岸に位置する都市。フランス語圏に属します。地図はスイス全土を表し左下の赤丸がジュネーブの場所。2016年時点で人口は約20万人。
どのような都市か
第二次世界大戦前には国際連盟の本部が置かれました。現在も国際連合の専門機関など多くの国際機関が所在し条約の作成やさまざまな国際会議が行われています。
ジュネーヴ・モーターショー、国際高級宝飾時計展(ジュネーヴ・サロン)をはじめとする様々な国際見本市が催される。
由緒あるプライベートバンクの本店が集まる都市でもある。(世界の富裕層が銀行口座を持っていますね)
ジュネーブの住み心地
何もない!
「ジュネーブって何があるの?」という私の質問に即効の一言「何もない!」。
「それはないでしょう?だって、国際機関が多く国際色あふれる街だもの。魅力的なのでは?」とさらに聞くも、「ジュネーブに移住してきた外国人が口をそろえて言うのが『なんて何もない街なんだ!』なんだよ・・・」とのこと。
聞けばミュージカル等も公演していないらしく、ロンドン等の大都市から移り住んでくる率の高い外国人は皆一様に "It's so boring!"(つまらない)との感想を述べるらしいです。
(ジュネーブ在住の方でおそらく不愉快に思われる方も多いと推測します。申し訳ありませんm(__)m あくまでも一個人の感想ですので大目に見てやってください)
物価が高い
しかし国際機関都市で国際色豊かな街。楽しむ方法はいくらでもあるのでは?と聞くも、「物価が高すぎるんだよね~」とのこと。
西洋諸国のそれは、デフレ王国からきた日本人からすると目玉が飛び出るほど高いとはよく聞きますが、ちなみにどの程度かというと「マクドナルドが2000円」。確かに北欧並みに高いですね。ラーメンも一杯2000円。うん、これも結構海外だと多いですね><
ジュネーブにある和食屋さんのディナーコースの一例↓
確かに・・・8000円支払えば極上のお刺身とお寿司でない限りもう少し前菜やデザートにひねりがあっても良さそうなものですね>< しかし、彼曰く「ここの店はまだ魚が旨いから許せるんだけさ・・・・」だそうです。
値段が高いわりに美味しくない
「でも、日本食以外は美味しいのでは?」という私の質問もむなしく・・・>< 彼の表情を見れば「日本食以外のお食事のお味もイマイチ」なのが読み取れます。
ディンクスの楽しみは「外食」なのは定番。我が家も子供が生まれる前は仕事の後に待ち合わせてよく食べ歩きました^^ なので「食事」に人生の楽しみを見出すのはわかります。
しかし、高いわりに美味しくないのは頂けないですね・・・。美食王国の日本にいると、1000円でこんなに美味しいパスタにサラダと飲み物がつくランチが当たり前になりますが、そんな先進国は正直日本くらいですものね。西洋諸国では日本のちょっとお洒落なレストラン相当のレストランで食べると大体2倍します。チップ代もかかるしね。
というわけで、日本食は高い、ほかの西洋料理も高いわりに美味しくないと悲しい現実があるようです。
結果的に自炊するようになった
実は友人の奥様も面識があるのですが、バリバリのキャリアウーマンさんなので基本的に自炊は殆どされてこなかったと記憶しています。何度かレストランでご一緒させて頂きましたが、毎日外食だとお聞きした覚えもありますし余り料理は得意ではないと言われていた記憶が。
その奥様でさえ「これだけ払ってもこの程度しか食べられないなら自炊した方がいいわね」と言われ、毎晩自炊されているとのこと!!!
これを読んでもピンとこない方は、超一流企業でバリバリのエリートコースを歩く外食好きの男性が「こんなに払ってもこの程度の食事なら自炊したほうがましだな」と言ったといえば伝わるでしょうか。
そのくらい、奥様はバリキャリなので「あ~、そんなに物価が高くて味はイマイチなんだな…」と瞬時に理解した私でした 笑
余談ですが、よく日本のファッション雑誌では「海外のようにおしゃれにホームパーティをしましょう」という特集が組まれます。確かに海外はホームパーティ率が高いです。
でも、あまり知られていないのがその裏事情。ホームパーティをするのは「物価が高くてレストランで頻繁に食べられないから」なんですよね。日本みたいに、ちょっとお金を出して美味しいお料理とお酒がいただける国は決して多くないのです。そして同じレベルのものを海外で食べるとなると、お・た・か・い!
チーズ・ワイン・チョコは楽しめる
そんなイマイチな情報しかなかったジュネーブですが、スイスが世界に誇る「チーズ」はやはり格別だそうです。「チーズフォンデュは誰に食べさせても『本場の味は違うね~』と感心するぞ!観光客も一度はぜひ食べてほしい」と熱弁していました。
その他、有名なのがチョコレート。私もステットラーというチョコをお土産にいただいたのですが、さすが雅子妃殿下が涙しただけあります・・・。頬っぺた落ちる💛(記事執筆中)ジュネーブには至る所に小さなチョコレート工場があり、それを食べ歩くのがひそかな楽しみだそうですよ。
また、意外と知られていないのがワインだそうです。生産数が限られている為国内で消費されてしまい国外に出回る機会が少ないのですが、ワインも美味しいそうです。
でも太りそうだな・・・><
他の都市へのアクセスが抜群
近隣の都市へのアクセスが抜群なので暇があればプチトリップをしているそうです。
電車で
パリまで3時間
リヨンまで2時間
フライトで
ミラノまで4時間
ベネチアまで2時間
ニースまで1時間
しかも、格安チケットだと5000円だそう💛
まとめ
今回は、ジュネーブ在住のディンクスの生活スタイルから見る、ジュネーブの住み心地をまとめました。
勿論感じ方には個人差がありそうですが、私は十分に楽しめそうな印象を持ちました。ワインとチーズとチョコレートが大好きな身としては住んでみたいな~というのが感想です。
これからジュネーブの国際機関で働きたい方、働く予定の方、駐在予定の方、ご旅行予定の方、ぜひ参考にしてくださいね^^
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